ホーム » 占い師のなり方 » 副業として占い師を始めるには?
考える女性

本業を持つからこそできる鑑定

占い師になりたいと考えたとき、いきなり会社を辞めて専門学校に通ったり、弟子入りしたりする必要はありません。
むしろ、現代において占い師としてのキャリアをスタートさせるなら、副業から入るのが最も賢明で、かつ成功しやすいルートだと言われています。

なぜなら、占いに来る相談者の悩みの多くは仕事や職場の人間関係に関するものだからです。現役で社会人として働き、理不尽な上司や将来への不安といったストレスをリアルタイムで経験していること。

その経験自体が、相談者への共感力を高め、アドバイスに説得力を持たせる大きな武器になります。
また、本業という安定した収入源があることで、生活のために無理に稼がなければならないという焦りがなくなり、心に余裕を持って相談者と向き合えるという大きなメリットもあります。

在宅・オンラインが両立の鍵

本業と両立させる上で最大の課題となるのが時間の確保です。しかし、かつてのように占いの館に出勤して待機する必要はもうありません。現在は、電話占いやチャット占い、メール鑑定、そしてビデオ通話を使ったオンライン鑑定が主流となっています。下記は無理のないスケジュールの一例です。

平日夜(21:00〜23:00)

帰宅後、家事を済ませた後の時間を活用。この時間帯は、仕事終わりの相談者からのニーズが最も高いゴールデンタイムでもあります。

週末(土日のどちらか)

まとめて予約を受け付けたり、メール鑑定の返信を作成したりする時間に充てます。通勤時間や移動時間がない在宅での活動であれば、1日1時間からでも十分に活動が可能です。
最初は週に3件までなど、自分がキャパシティオーバーにならない範囲で件数を制限し、ペースを掴んでいくのが長く続けるコツです。

デビューに必要な最低限の準備とは

副業占い師として活動を開始するために、高額な壺や水晶を用意する必要はありません。まずは以下の3ステップで、小さくスタートを切ることが推奨されます。

1. ひとつの占術を習得する

タロット、西洋占星術、四柱推命、手相など、何でも構いませんが、これなら鑑定できるという占術を最低ひとつ身につけます。独学でも構いませんが、重要なのは結果を相手に伝える言葉選びです。占いの知識だけでなく、カウンセリングの基礎本などを読んでおくと、相談者の満足度を高めることができます。

2. プラットフォームに登録する

集客を自分で行うのは大変なため、最初は既存のスキルシェアサービスや占いサイトを利用します。ココナラやSTORES、あるいはメルカリなどが代表的です。これらのプラットフォームは登録料が無料の場合が多く、リスクなしで始められます。

3. 顔となるプロフィールを作り込む

対面ではないぶん、ネット上でのプロフィール写真と自己紹介文が信頼のすべてとなります。顔出しをする必要はありませんが、清潔感のある雰囲気の写真や、ミステリアスな雰囲気のアイコンなど、自分のキャラクターに合った画像を用意しましょう。自己紹介文には、どのような悩みを得意としているかを明確に記載することで、相談者が依頼しやすくなります。

誰かの背中を押し、感謝される喜びは、普段の仕事では味わえない特別なものです。まずは週末だけの週末占い師として、第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。